大賞
受賞者名 | 井戸之カエル(中山弥咲) |
---|---|
作品講評 | 浅田政志 第1回のあまトリの頂点にふさわしい1枚。尼崎の町で被写体と一緒に楽しみながら独自の視点で撮っています。見る人もクスッと笑えるところも魅力的です。簡単そうに見えて、意外と撮るのに難しそうなのも良いなと思いました!おめでとう御座います。 小林哲朗 ユーモラスな作品でみた瞬間思わず笑ってしまいました。ぱっと見ではわかりませんでしたがよく見るとモデル、チョコを持つ人、撮影者と3人がかりで撮影していて、手に持つチョコの位置関係など微妙な調整をしながら撮影する、現場の楽しさが伝わってくるようです。多くの作品の中でオリジナリティが突出している優れた写真作品だと思います。 三宅奈緒子 無条件で好きでした!(笑) 遊びゴコロと尼崎という街の人情感が凝縮された作品です。「親父」の何とも言えない表情が絶妙で、撮影者との会話を想像すると微笑ましい。これがもし初対面ならば素晴らしいコミュニケーション能力ですし、もし知り合いでもこの雰囲気を出せるのはミラクル!「写真は楽しんだもん勝ち」という一言に尽きます。お見事! 吉川直哉 写真を撮った人、協力した人、その向こうで写った人。人と人と人とのコミュニケーションから一瞬で生まれたユニークな写真。関係性がちゃんと出たクスッと笑ってしまう(きっとこの3人も)心温まる写真。写真ならではの素敵なシャッターチャンスです。 若狭健作 果たして本作を選んで大丈夫なのか?というとまどいもありましたが、駄菓子のチョコを使って通りすがりのおじさんと一緒に撮った遊び心あふれる作品からは、そこでのごきげんな会話までも聞こえてくるようでした。撮る人も撮られる人も楽しくなる。これこそが街場で写真を撮る醍醐味なのかもしれません。 |
受賞コメント | (準備中) |
特別協賛ベイコム賞
受賞者名 | 匿名希望 |
---|---|
作品講評 | ベイ・コミュニケーションズ 姉妹と思われる二人の女の子が仲良く手をつないで登校する風景ですが二人は何を話しているのかな?などと観ていると、「将来この二人が再びこれを観たとき何を想い感じるのか」と想像してしまう。何気ない日常の一コマが、楽しい未来を感じさせる作品です。 |
受賞コメント | (準備中) |
準大賞
受賞者名 | なかにし宏明 |
---|---|
作品講評 | 浅田政志 古本屋をいい時間帯にしっかりと撮影しています。昼間ではこのような味わい深い1枚にはならないでしょうし、全体のトーンも美しいです。日頃から写真をいっぱい撮ってるのが分かります。 小林哲朗 夕闇の中、店先まで高く積まれた本の数々。町の本屋さんが減った最近では特に見なくなった光景です。漏れ出る店内の照明は本の立体感を感じさせてくれているので、撮影時間の選択も良いですね。本屋さんの佇まいだけで作品として良いですが、そこにさらにカメラ目線の猫が入り込んで物語性を増しています。 三宅奈緒子 一瞬見落としてしまいそうな「まねき猫」ちょこんと座ってカメラ目線なところがおもしろくてかわいいですね。長年がんばってこられたノスタルジックな古本屋さんから漏れてくる光が優しくてとてもあたたかい。でもちょっと寂しい感じになぜか心惹かれます。応援したくなるような尼崎の大切な日常風景です。 吉川直哉 古書店からもれる光が魅力的で心をくすぐります。写っていない店主はどんな人なんだろうと、立ち寄ってみたくなる雰囲気をうまくとらえています。あっ!よく見ると猫が。 若狭健作 軒先に積まれた本の山、いや山脈。武庫川駅近くで40年続く老舗古本店「街の草」の変わらない佇まい。店内の棚には何十年も並び続ける本があるように、時代を超えて何かを伝えようとしている雰囲気があふれています。 |
受賞コメント | (準備中) |
受賞者名 | 横田治容 |
---|---|
作品講評 | 浅田政志 被写体にグッと寄って撮影しているパワーみなぎる1枚です。さらに鏡を使って面白い効果を狙っていますね! 見る人に元気を与えるところが素直に素晴らしいです。 小林哲朗 浅田さんのワークショップ内で、銭湯で撮影された1枚ですね。懐かしいケロリンのオケや、置き鏡の黄色が全体の明るいイメージを更にプラスしています。周りの風景を切り取り、構図をなるべく詰める事により写真の世界観に入り込みやすいです。鏡に映ったマダムの絶妙な表情も良いですね。 三宅奈緒子 このステキな笑顔にノックアウト!見ているこっちも思わずニッコリしちゃいますね。ワークショップで撮影されたという写真ですが、この撮影者の方の他の応募作品もチアのお姉さん達のハツラツさを表現しつつ、コミカルな作品にまとまっていました。ケロリンの洗面器と黄色の鏡がマッチし、そのあたりのバランスもいい感じです! 吉川直哉 鏡をのぞいたときに表情を作ったりするイタズラ心が生まれるのは大人も同じでしょう。なんともお茶目な一瞬を逃さなかったのは大成功。湯桶の黄色が効いています! 若狭健作 尼崎オカンチアリーダーズの鮮やかな黄色のユニフォームと下町銭湯の象徴ともいうべきケロリンの風呂桶のイエローが、ミラーの黄色い縁に区切られて面白い写真。鏡に映るのはオカンチアで培ったサービス精神あふれる笑顔というなんともいえない味わいが好きです。 |
受賞コメント | (準備中) |
受賞者名 | 中本翔平 |
---|---|
作品講評 | 浅田政志 スクエアのフォーマットにモノクロ。とても渋くてカッコいい写真に仕上がってますね! シンプルだからこそ、タコとおじさんから目が離せられなくなりました。正面から向き合って撮影しているのも素晴らしいですね。 小林哲朗 このタコの置物は私も知っていて、赤色が鮮烈なイメージなのですが、あえてモノクロにすることで見た目の派手さを抑え、渋いイメージなっているのが良いですね。モデルの方も正に尼のおじさんという雰囲気で尼崎ポイントが高めの作品になっていると思います。 三宅奈緒子 どのように声をかけてどのようにコミュニケーションをとったんだろう。「こんなおっちゃんおる!おる!(特に阪神沿線)」と、つい共感してしまいますが、尼崎らしさが全面に出ていて味があり、しかもモノクロで正方形にトリミングしているところがカッコイイ!!撮らせてもらえた喜びは大きかったのではないかと思いました。 吉川直哉 大きなタコの造形物とサングラスの男という組み合わせがユニーク。ファッションもさりげないポーズも格好いい男性ですね。その出会いをちゃんと撮った作者はなかなかの腕前です。 若狭健作 地面にしっかりと埋められたゆでだこ。このキッチュなランドマークがある尼崎えびす神社前の神田公園は、高さ17メートルの大鳥居があったり、ごきげんなおじさんたちの溜まり場になっていたり、尼崎的カオスな光景がこの一枚に切り取られている感じがしました。 |
受賞コメント | (準備中) |
協賛企業賞
あまがさきキューズモール賞
受賞者名 | 上田雅明 |
---|---|
作品講評 | あまがさきキューズモール 本作品は、JR尼崎駅よりあまがさきキューズモールへ向かう途中にある大きな窓から見える景色が撮影されており、朝の静けさ漂う駅の様子と幻想的な空がとても美しく切り取られているのが印象的で選定させていただきました。 日常の中で出会う素敵な瞬間を共有いただいたようで、写真そのものの魅力も改めて感じられました。 |
受賞コメント | (準備中) |
大阪チタニウムテクノロジーズ賞
受賞者名 | 山本秀雄 |
---|---|
作品講評 | 大阪チタニウムテクノロジーズ 「働く場所」と「暮らす場所」が隣り合うリアルな街の風景や、工場の光と住宅地の明かりが共存する調和が印象的で、兵庫県内で最も人口密度の高い尼崎市ならではの特徴を捉えているように感じました。 当社は尼崎で事業を営み、多くの尼崎の方々に支えられてきた点も鑑み、この地域の特性と魅力を描写した本作品に深く共感し、選定いたしました。 |
受賞コメント | (準備中) |
丸一興業賞
受賞者名 | 堀廣一 |
---|---|
作品講評 | 丸一興業 市民の安全を守るため日夜訓練に励む消防士の姿に感銘を受けた一枚です。 事故や災害が発生した時、すぐに駆け付けてくれる消防士の方々の働きが、日々の生活に安心を与えてくれていると思います。感謝も込めてこの写真を選ばせて頂きました。いつもありがとうございます。 |
受賞コメント | (準備中) |
審査員特別賞
浅田政志賞
受賞者名 | 匿名希望 |
---|---|
作品講評 | 銭湯で謎のヒーローが現れたみたいな感じで、パッと見、意味不明なのですが個人的に大好きな1枚です。 皆さんの表情もバッチリです! 元気溢れる素晴らしい1枚を見せてくれてありがとうございます。 |
受賞コメント | (準備中) |
小林哲朗賞
受賞者名 | 丸山彩子 |
---|---|
作品講評 | あまトリのワークショップで撮影された1枚ですね。小雨が降ったり止んだりする中、公園にいた猫が丁度傘の下に雨宿りをしにきたタイミングをうまく捉えています。ちゃんとカメラ目線になった一瞬を撮影していて、猫の心情が伝わってくるようです。 |
受賞コメント | (準備中) |
三宅奈緒子賞
受賞者名 | 宮本元太郎 |
---|---|
作品講評 | パッと見た感じはごちゃごちゃしているようにも思いますが、この1枚に地元愛が詰まっているなと感じました!尾浜商店街の看板、たくさんの名月姫に奥の方には市場。そして歩いている人達の後ろ姿。 夕方の日常をうまく切り取った作品でとてもステキです。街の記録としても秀逸! |
受賞コメント | (準備中) |
吉川直哉賞
受賞者名 | 匿名希望 |
---|---|
作品講評 | ワークショップに参加して作った紙製のカメラにスマホを合体させ、開明庁舎の廊下を撮ったのですね。箱の中のラビリンスのようで、不思議な世界に描けて大成功です。 |
受賞コメント | (準備中) |
若狭健作賞
受賞者名 | 大山崇寛 |
---|---|
作品講評 | 杭瀬本町にある海南堂は、元々は卸売専門だった菓子問屋。近所の子どもたちのリクエストにこたえてバラ売りをするようになったそうです。ずらりと並んだ1円単位に値付けされた手書きPOPはわくわくさせてくれるとともに、店主のやさしさが映し出されています。 |
受賞コメント | (準備中) |
スマホ賞
受賞者名 | 匿名希望 |
---|---|
作品講評 | 三宅奈緒子 まずはスマホでこれが撮れることにすごく夢があるなと思いました!地面の水たまりにある青いバケツが印象的。きっと撮影者の方はこの水鏡を見つけ、夢中で撮影されたんじゃないかと想像します。早朝から稼働している市場のちょっとした静寂の1コマの中に逆にいきいきとした動きと命を感じました。 |
受賞コメント | (準備中) |
キッズ賞
受賞者名 | 匿名希望 |
---|---|
作品講評 | 浅田政志 大切なケーキが大惨事になっていますね!シャッターを押した時の気持ちがとても伝わってきます。 見れば見るほどじわじわくる1枚です。とっても可愛い写真を応募してくれてありがとうございました。 |
受賞コメント | (準備中) |
受賞者名 | 匿名希望 |
---|---|
作品講評 | 吉川直哉 衣装、ポーズ、浴場。ありえないものを合わせたのがいい。モデルもノリノリですね。撮ったのか、撮らされたのか…。にぎやかな声が聞こえてきそう。とにかく楽しい写真! |
受賞コメント | (準備中) |
ティーンズ賞
受賞者名 | 卜部悠生 |
---|---|
作品講評 | 若狭健作 ドラマや映画のロケ地としてもすっかり有名になった三和市場。青いシャッターが並ぶ通りの狭間から差し込む光に照らされる若い男。これから何かが起こりそうな予感をさせる不穏な空気がただよう一枚です。 |
受賞コメント | (準備中) |
ほほえみ賞
受賞者名 | 匿名希望 |
---|---|
作品講評 | 小林哲朗 おそらくわさびが強めに効いているお寿司を食べた瞬間の写真ですね。それがわかった時、「あ~あるある!」と見る人を笑顔にしてくれる写真です。とても辛そうにしている表情からツーンとした感じが伝わってきますね。 |
受賞コメント | (準備中) |
総評
浅田政志
記念すべき第1回目の開催で、どのような写真が見れるのかとても楽しみにしていました。 尼崎を感じ、尼崎でしか撮れない写真ばかりで審査してて最高に楽しかったです。尼崎って良いな、、尼崎の人って魅力的だな、、写真から伝わることがいっぱいありました。個人的にも今度ゆっくりと尼崎で撮影してみたいと思いました! 第2回目の開催も応援しています。
小林哲朗
あまトリ開催第一回目ながら、尼崎感が滲み出ている作品ばかりで嬉しくなりました。市内外の方のそれぞれの目線や演出もユニーク&ユーモラスなものが多く、普段見かける尼崎の風景の新たな一面を見させて頂きました。写真の技術よりも撮る人の目線を楽しむイベントだと思うので、第2回目はより多くの方に軽い気持ちで参加して欲しいなと思います。
三宅奈緒子
「いろんな人の尼崎での1週間」にワクワクしました!3歳の子が撮ったケーキや10代の新鮮な作品。家族とのあたたかい日常に、こうきたか!と思えるもの等バラエティに富んでいましたがみなさんに共通していたのはそこに愛があることと楽しんでいること!尼崎は魅力的でオモロイ街というのを改めて実感しました。次回も楽しみです!
吉川直哉
よく知る尼崎から初めての尼崎まで、皆さんの目を通して発見することができて、大変楽しい審査でした。ユーモラスな写真がたくさんあったせいで、審査をする私たちもずっとニコニコ笑顔だったと思います。そんな中でも「わー!」「すごい」と声を出してしまった写真を選ばせていただきました。もう今から次の審査が楽しみです。
若狭健作
地元で暮らす者としては「この写真はあそこやなあ」「あれ?こんな場所あったっけ」といった楽しみと驚きに満ちた、第1回「あまトリ」の応募作品の数々でした。今回の大賞作品のような、人懐っこい尼崎の人たちとのコミュニケーションや出会いのきっかけになるような「あまトリ」の今後にも期待したいです。